プロフィール
石川県出身の元プロ野球選手。読売ジャイアンツからニューヨーク・ヤンキースへ渡り、2009年に日本人初のワールドシリーズMVPに輝いた。愛称は「ゴジラ」。
松井秀喜は1974年6月12日、石川県能美郡根上町(現・能美市)に生まれた。星稜高校時代、1992年夏の甲子園で対戦相手から全5打席を敬遠されたことは、高校野球史に残る出来事として広く知られる。この試合は「打たせてもらえないほど恐れられた打者」という彼の非凡さを世に印象づけた。同年のドラフト会議で読売ジャイアンツに1位指名され、翌1993年にプロ入りした。
巨人では中軸打者として本塁打王やセントラル・リーグ最優秀選手(MVP)を複数回獲得し、球界を代表するスラッガーへと成長した。2003年にニューヨーク・ヤンキースへ移籍してメジャーリーグに挑戦。2006年5月11日には本拠地でのレッドソックス戦で守備中に左手首を骨折し、巨人時代から続けてきた日米通算1768試合の連続出場が途切れる大きな挫折を味わったが、同年9月に復帰を果たした。
2009年、ヤンキースの世界一に大きく貢献し、日本人選手として初めてワールドシリーズMVPに選出された。その後エンゼルス、アスレチックス、レイズでプレーし、2012年限りで現役を引退した。2013年5月、恩師である長嶋茂雄とともに国民栄誉賞を受賞。挫折を糧に変える思考法をつづった著書『不動心』(新潮新書、2007年)はベストセラーとなり、逆境との向き合い方を語る言葉は野球界を越えて多くの人に読み継がれている。