プロフィール
稲盛和夫(いなもり かずお、1932-2022)は、京セラ株式会社とKDDI株式会社を創業した日本の実業家。著書『生き方』は累計1,000万部超のロングセラーとなり、「経営の神様」として国内外に知られた。2010年には経営破綻した日本航空(JAL)の再建を指揮し、劇的な黒字転換を成し遂げた。
稲盛和夫(いなもり かずお)は1932年1月21日、鹿児島県鹿児島市に生まれた実業家・経営哲学者です。幼少期に結核を患い生死の境をさまよった経験を経て、鹿児島大学工学部応用化学科を卒業。就職難の末に入社した松風工業が経営危機に瀕する中でも研究を続け、ファインセラミクス(精密陶磁器)の製造技術を独自に開発しました。
1959年、27歳のとき7名の仲間と資本金300万円で京都セラミック(現・京セラ株式会社)を創業。電子部品から半導体製造まで事業を急拡大させ、世界有数のエレクトロニクスメーカーへと育てました。1984年には通信自由化の波に乗り第二電電(DDI、現・KDDI)を設立。NTTの独占に挑戦し、日本の通信コストを大幅に引き下げることに貢献しました。1997年には臨済宗妙心寺派・円福寺にて在家得度を受け、名を「大和(だいわ)」と授かりながらも在家のまま社会へ戻り活動を続けました。
2010年には経営再建中の日本航空(JAL)の会長に就任し、就任約1年で過去最高の営業利益を達成、2年8か月で東証への再上場を果たす劇的な復活を成し遂げました。著書『生き方——人間として一番大切なこと』(サンマーク出版、2004年)は日中累計1,000万部を超えるロングセラーとなり、「経営の神様」として世界的に知られる存在となりました。2022年8月24日、京都にて90歳で逝去しました。